ハヤブサの子育て続いています。

室蘭の絵鞆半島のハヤブサの営巣地で最も広く高い断崖にあるこのテリトリーでは午前中断崖の下の方で親のハヤブサはヒナに餌やりをしています。ヒナは一羽しかいないので親からのエサは独占で来ます。この時期は春の渡りも終わり絵鞆半島の断崖に飛来する渡り鳥もめっきり減ります。その中でもアオバトは少し遅れて山から下りて来るのでこのアオバトがハヤブサの生命線になります。毎年おびただしい数のアオバトがハヤブサに補食されますが、どこから来るのか次々とアオバトはその数を増やすので全体から見るとアオバトが減っているようには見えません。子育て中のハヤブサは町の中に出てドバトを狙う事もしばしば有ります。ハトはハヤブサの大好物で大きさもちょうど良く一羽捕まえると2、3日は食料が持ちます。近年気になるのがヒナの数の減少です。原因はエサ不足が一番の要因と思われますが今年観察した3番で合計2羽しか孵りませんでした。20年前は一番で3羽4羽は当たり前に孵っていましたからハヤブサにとっては深刻と言えます。猛禽類はその個体が一羽いるだけで他の野鳥はその場所を敬遠します。ハヤブサの数が少ない事がハヤブサの生存にも関与していますが、その数が極端に減ってしまうと絶滅の危険にさらされます。特にヒナは巣立ち間近は飛翔力が未熟で断崖に激突したり、カラスに襲われたりして命を落とします。ハヤブサのヒナは夏が終わり独り立ちするとすぐに厳しい冬が訪れます。無事に来年の春を迎える若鳥は半分にも満たないでしょう。強いものだけが生き残る厳しい自然掟が容赦なく若鳥に試練を与えます。
ヒナが親鳥に餌をもらおうとしています。

しかし親鳥はヒナにエサを与えません。足でエサをつかんだまま飛び立ちました。

親鳥は空中受け渡しの技術をヒナに教えたいようです。

この時もうまくいきませんでした。

必死で親のあとを追うヒナ鳥です。このあと断崖の途中の岩棚でエサをもらったようです。

0 件のコメント:

© sasaki zen. Powered by Blogger.