絵鞆半島、ハチクマの思い出

北海道でも雪の少ない室蘭ですが、僅かな積雪でも道路は大渋滞になります。凍った道路に雪が降り積もると滑りづらくなりますが、中途半端に雪が少ないと返って危険な道路状況になります。ここのところ国道はツルツル状態なので車での移動は控えています。撮影も1週間程お休みしています。今年は寒暖の差が激しく自然界にも影響が出なければ良いのですが、裏山のエゾリスは忙しそうに隠したクルミを探していました。絵鞆半島の渡り鳥は毎年8月の中旬から始まっています。町の中を注意深く観察しているとムクドリの群れなどがまだ暑い夏の盛りに室蘭の市街地に集まってきます。猛禽類は数は少ないですがチョウゲンボウが最初に姿を見せ始め、その後ハチクマ絵鞆半島を渡って行きます。札幌からのカメラマンはこのハチクマが目当ての様で、ハチクマの渡りのピーク時に撮影に訪れています。ハチクマは淡色型、褐色型、暗色型と3つのタイプに分かれ、幼鳥は全体的に羽が奇麗なので見分ける事が出来ます。約1ヶ月の間ハチクマは絵鞆半島の上空を通過します。ハチクマが渡り終えた頃、絵鞆半島は紅葉に包まれ鳥達の渡りは終焉を迎えます。
淡色型のハチクマですこのタイプは褐色型に比べると数は少ないです。

ハチクマは人をあまり気にせずに悠然と飛び去ります。食べ物は主に蜂の巣ですが、いつの時期にもある訳ではないので、雑食でもあります。

港南町の住宅地を背景に飛んでいるのでカラフルな色で面白い写真が撮れました。やはり背景があると楽しい写真になりますね。


0 件のコメント:

© sasaki zen. Powered by Blogger.