ハヤブサの若鳥の威嚇の鳴き声です。

縄張り争いでしょうか、親子関係ではないハヤブサの若鳥が突然現れてメスのハヤブサを威嚇し始めました。若鳥がハヤブサの成鳥に対して威嚇行動をとるのはきわめて珍しい事です。反対は良くありますが、前の年に巣立って行った若鳥が次の年の春に自分の生まれた巣の近くに舞い戻る事があります。ハヤブサの巣戻りです。ほとんどの場合親鳥は自分の子と分かっても追い出しにかかります。次の繁殖を控えているので親鳥もそれどころではないのです。ハヤブサを含む猛禽類は自らの力で生きた獲物を捕まえる事が出来なくなると死を迎えます。どこで死を迎えるのかハヤブサの死んだ姿をいまだに見た事がありません。ハヤブサの若鳥も生きる為に懸命に獲物を求めてさまよっています。