ハヤブサとアオバトの攻防

夏でも過ごしやすい北海道ですが、7月に入って高温が続いています。本州に比べればたいした暑さでもないのでしょうが、暑さに慣れていない道産子にはこの暑さは身体にこたえます。室蘭港の入り口の岬では今日もハヤブサとアオバトの駆け引きが行なわれていました。アオバトはハヤブサの姿が見えなくても近くに潜んでいると本能でハヤブサがいる事が分かるようです。ハヤブサもアオバトの動きを見ながら岬から離れてしまいます。アオバトは何度か偵察飛行を繰り返して安全が確かめられると岩礁に降りて来ます。次の瞬間ハヤブサがどこから飛んで来たのでしょうか。アオバトの群れに突っ込みました。警戒していたアオバトは間一髪で山に逃げ込み、ハヤブサは岬の先端の止まり木に止まっています。その後アオバトは森から出て来る事はありませんでした。ハヤブサはアオバトを油断させる為にかなり離れた場所で岬の様子を見ているようです。ハヤブサの狩りが始まって2週間になります。岬の芝の上にはアオバトの引きちぎられた羽根が無数に落ちていました。