森に住む
エゾフクロウがウロから出て近くの茂みの中に身を潜め始めました。その日によって違いますが、一羽がウロに居たりもう一羽は茂みに至りと色々ですがこの日は二羽とも茂みの中にいました。夜狩りから帰って来てそのままこの茂みに隠れたようです。この森にはエゾフクロウのエサとなるネズミやエゾモモンガがかなり多くいると思われます。森を歩き回るとエゾモモンガの尻尾だけが落ちているそうです。エゾフクロウはエゾモモンガの尻尾は食べません。残酷なようですが自然の掟には逆らう事は出来ませんから、エゾモモンガは捕食された分年二回の繁殖で種の絶滅を防いでいます。エゾモモンガの巣は中型のキツツキが一度使った巣を利用しますから、豊かな森が無いとエゾモモンガは生きていく事が出来ない訳です。エゾフクロウの役割は森にとって増えすぎると有害なネズミの数を抑制する事と、エゾモモンガまた増えすぎるとハンノキの芽を食い荒らしますからその森に対して適切な数を保つのがエゾフクロウの役目です。エゾモモンガ好きの人にはたくさん増えてほしいと思いがちになりますが、それは人間だけが持つ勝手な考えなんですね。
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やっと二羽居るところに遭遇したと思ったらゴシャゴシャの茂みの中でした。知り合いのカメラマンが違う場所で撮影した写真もこれよりもっとひどい茂みの中でした。 |
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そうして考えるとエゾフクロウの身体を前後左右を守ってくれる茂みに留る習性があるようで、この枝に下だけに糞が大量に落ちていました。 |
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反対側からも見てみましたが、見通しの良い所は無かったです。 |
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