ハヤブサのメスの親鳥が餌を運んでいます。

ハヤブサのメスの親鳥がヒナのいる巣に餌を運んできました。ヒナもこれくらい大きくなると親から口移しで餌をもらわなくても自分で食べる事が出来ます。巣の中には2羽のヒナがいるので,親鳥はヒナが餌の取り合いをしないように餌を半分に切断して巣の中に置いておきます。ヒナはお腹がすいたらその餌を食べます。ヒナの数が2羽くらいなら餌の取り合いはほとんどしないようです。20年前の観察ではヒナは4羽孵り、オスの親鳥がハトを捕まえて巣に持っていきましたが,4羽のヒナは我先にと手前にいるヒナを押し倒すように争いながら餌を奪い合っていました。ヒナの数が少なくなるとそんな奪い合いも見られなくなりました。全国的に猛禽類のヒナの数が減っているそうです。その原因は森林の減少による餌不足だそうです。猛禽のエサになる小動物はリス、イタチ、ヘビ、野ネズミなどです。森林の面積が減っていくとその生態系も失われていく事になります。
メスの親鳥が餌を運んできました。後ろに移っているのは弟のヒナです。

親鳥はいったん巣の奥に餌を起きました。兄さんのヒナが食べているようです。巣は高い断崖の上の方にあるので、巣の中が見えなくて残念です。

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