ヒグマの出る森にクマゲラが出ました。

クマゲラは北海道だけに生息するキツツキの仲間でカラスのような黒い身体をしていますが、オスは赤い冠羽がとても目立ち、大型のキツツキです。名前の由来はからだが黒く大型なのでクマと言う名が付いたのか、ヒグマが棲息する森に住んでいるのでその名が付いたのか、この場所はヒグマの生息地で森の雪が解けるといつヒグマが出て来てもおかしくない場所です。地元の人はこの森を散策コースにしていますが、ラジオの音を出しながら歩いています。この森の面積は広大でいままでにも何度もクマゲラの鳴き声を聞いた事はありますが、こんな近くでクマゲラを見たのは初めてです。メスは800mくらい離れた森の奥で鳴いていました。クマゲラは3月に入ると営巣のための巣を掘り始めます。卵を産むまでの間何ヶ所か巣を掘っておいて一番安全と思われる巣で抱卵します。なかなか出会えないクマゲラの撮影が出来て今回はラッキーでした。

雨の降る森にクマゲラが突然現れました。

朝の早い時間から森の奥でクマゲラが鳴いていましたが、その鳴き声はメスのクマゲラでオスは鳴きもせずに私の居た場所の近くに来たようです。

この角度からくちばしを見ると鋭い刃物のように見えます。木の中でも堅いイチイの木にも大穴を開けるほど強力なくちばしです。

後ろが気になるのか振り向いてみています。この時は大きな音のドラミングでクマゲラの存在に気付きました。1時間近く観察しましたがこのオスのクマゲラは一度も鳴きませんでした。

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