キクイタダキが舞う

湖に近いこの森では昨年の2月にクマゲラが頻繁に入りたくさんの写真を撮りましたが、今年はどうした事かクマゲラが一向に入って来ません。クマゲラは一度木を掘り始めると人が居ようと居まいと、お構い無しに掘り続け一見無頓着に見えますが、実は非常に神経質な面も持っています。自然界に生きる生き物ですからそれなりの距離をクマゲラとの間にとらないと、近寄らなくなる事があります。昨年は2月の流れで3月に入り巣作りを始めましたが、エゾリスに邪魔されてその巣は放棄しました。昨年の11月にクマゲラは再度巣を仕上げていましたから今年の春、営巣する事を期待していました。もうすこしで分かると思います。クマゲラの居ない森はとても静かです。午前10時を過ぎてからチィ、チィとエナガのさえずりが聞こえて来ました。エナガの集団と共にコゲラも一緒に動いて来て、森の中は急に騒がしくなりました。キクイタダキも気温が上がるとともに動き始め盛んに虫を捕まえていました。

森の気温が上がり始めた10時頃からキクイタダキが動き始めました。

イチイの葉の裏に隠れたクモをホバリングしながら探しています。

どうやらクモは居なかったようで場所を変えます。

扇を広げたようなキクイタダキの美しい翼をみる事が出来ました。

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