9月5日の絵鞆半島の渡り鳥

今日も晴天に恵まれた絵鞆半島ですが、渡りの初め頃に一度だけ猛禽類の第一陣の渡りがあります。それが昨日の午前9時からでした。私は仕事で8時に山を下りましたが、一人だけ残ったS氏の話ではオオタカの幼鳥やツミが2時間近く頻繁に飛んだそうです。今朝の渡りはハチクマが数十羽飛び、小さな鷹柱が出来ました。また7日前から柏の木の中でカケスに似た鳴き声がしていました。しかしカケスはいません。今日その謎が解けました。ホシガラスが5羽ほどの集団で山のてっぺんの柏の林に入り込みました。茂みの中だったので顔しか写っていませんが、証拠写真で見てください。ホシガラスは夏は高山で暮らし秋になると山の麓に降りて来るそうです。警戒心が強く人前にはめったに姿を見せないので、この数年鳴き声は聞いていましたが、ホシガラスがこの半島の断崖にまで来ているとは思いませんでした。今のところ小鳥はニューナイスズメがほとんどで、まだ小鳥の渡りの数は少ないです。
ホシガラスが近くの柏の林に留りました。

ホシガラスは高山のハイマツなどの種子をこの独特のくちばしで食べます。秋には低地に降りて来ます。絵鞆半島では渡りの時期に100羽ほどのホシガラスが飛来します。

ホシガラスはカケスほどの大きさしかありません。鳴き声はカケスに似ており、しわがれています。

ハチクマは7時頃から飛び始めました。全体で30羽ほど飛んだでしょうか。絵鞆半島で一晩休んで気温の上昇とともに飛び立って行きました。

小鳥の渡りはニューナイスズメがほとんどです。

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