ハヤブサのいなくなった岬

この岬でアオバト狩りをしているハヤブサは、ここに住んでいる訳ではないので、たまに数日姿を見せない事があります。ハヤブサがいなくてもアオバトは常に用心していますが、2日もハヤブサが出ないとアオバトも安心して岩礁に留り海水を思う存分飲みます。今年はハヤブサの襲撃が多いのでアオバトの写真をなかなか撮る事ができません。アオバトが岩礁に留ったと思ったらハヤブサが突っ込んで来ます。今日の夕方初めて見るまだ若いオスのハヤブサが岬に現れました。ここで狩りをしているメスのハヤブサの下の方に留りましたが、メスのハヤブサはかなり気にしているようでした。来年当たりこの2羽のハヤブサの餌場を廻る争いが起こりそうです。戦いに勝った方がこの餌場に残る事になります。
岬の番屋の屋根に留ったアオバトです。背景は岬の森で柏の木に覆われています。柏の葉はアオバトの体の色と同じ黄緑色をしていて保護色の関係になります。アオバトはこの柏の葉が生い茂る6月20日頃からこの岬に集り始めます。アオバトの青い目と赤いリングが 奇麗ですね。

岬からハヤブサがいなくなるとこのようにアオバトは海水を飲みに岩礁に降り立ちます。

アオバトの中には海水に入る個体もいます。

アオバトのからだは水はけがいいので、溺れる事はありません。

ここにいるアオバトはハヤブサを全く警戒していません。アオバトのいる岬に長閑な時間が流れます。

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