エゾシカの集団

近年、北海道でその数の多さで問題になっているエゾシカですが。私の住む室蘭でもその数を増やしています。室蘭で唯一の農家のあった石川町では畑がエゾシカに荒らされて3件あった農家が廃業に追い込まれ、庭先で作っていた自分たちが食べる野菜まで被害に遭い、農家が八百屋に野菜を買いに行く始末です。この撮影場所は市が管理している個人向けの畑のあるところで、フェンスを乗り越えて鹿に侵入されると畑の作物はひとたまりもありません。北海道開拓当時はエゾシカの天敵のオオカミがいましたが、今は絶滅して鹿を狩猟するハンターの数も減り続けています。旭山動物園の園長が狩猟免許を取りライフル銃でエゾシカを駆除している複雑な自らの心境を語っていたのは印象的でした。エゾシカと人間の共存は難しい局面を迎えています。
オスの群れが私の存在に気付き、こちらを見ながら警戒しています。

私がハンターでない事が分かったのでしょうか。草を食べ始めました。エゾシカはハンターの車を覚えるそうで、その車が近寄ると一目散に逃げます。

こちらはメスの群れです。カメラを向けると警戒を始めました。

子鹿も混じっています。100m離れた僅かなシャッター音にも敏感に反応します。その後走りながら後方に去って行きました。


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