ハヤブサの交尾はまだのようです

昨日はみぞれ混じりの雪が降り気温も上がらず、ハヤブサの番の動きも鈍く交尾は確認出来ませんでした。今まで一番遅い交尾初日は3月23日なので、明日交尾がないと最も遅れた年になります。この2日の観察でどうもここの番はオスもメスも入れ替わったような気がします。繁殖はオスとメスの相性も有りますから、番で居ても必ず繁殖が有るとは限りません。気になるのはオスのハヤブサが求愛の印としてメスにエサを運んでいない事です。ハヤブサは交尾の時期が近づくとオスは盛んにメスにエサを運びお互いの絆を深めようとします。これがうまくいかないと交尾が不十分で無精卵になったり、メスが卵を暖めている時期にオスが十分なエサを運ばなかったりします。ヒナが無事に巣立つまでの間はハヤブサの番の息の合った連携が必要になります。明日はどのような動きが有るか明日も観察に出掛けてみます。
からだが大きいのでメスのハヤブサです。メスのハヤブサの前頭部はオスに比べて平らになっているので、その形で見分ける事も出来ます。このメスも昨年のメスとは個体が違うようです。ハヤブサは一度テリトリーを持つと死ぬまでそのテリトリーから離れません。ただし高齢になり力が弱ると若い別のハヤブサの個体に追い出される事が有ります。

こちらはオスのハヤブサです。からだは一回り小さく前頭部が少し丸まっています。このオスは昨年のオスとまるで違う行動をしているので個体が入れ替わった可能性があります。まだ2日しか観察していませんからハッキリした事は後日分かると思います。

0 件のコメント:

© sasaki zen. Powered by Blogger.