海の宝石シノリガモ

冬の噴火湾はほとんど荒れている日が多く、穏やかな凪の日は数える程しかありません。先週の日曜日海岸線を走っていたら珍しく海がべた凪だったので車を止めて岩礁を見てみるとカモの群れが沖の方に逃げて行きます。その中にオシドリのような模様のシノリガモが混じっていました。シノリガモはシベリア東部などで繁殖し北海道や東北地方の海で越冬します。室蘭の海岸では越冬数も少なく、あまり見かけない海ガモです。体長42センチ程、メスはオスのような模様は無く体全体が黒褐色であまり目立ちません。繁殖は海岸ではなく森の渓流の岩の隙間などに巣を作ります。環境破壊などで個体数も減少傾向にあり絶滅が危惧されています。
冬の噴火湾に浮かぶシノリガモです。前を行くのはメスでくちばしの後ろに白い斑点が見えます。後ろの2羽はオスの成鳥ですね。人が海岸線に近づくと警戒して沖の方にどんどん移動して行きました。

オスの横から見た写真です。仲良く並んで泳いでいますが、メスも合わせて3羽しかいないので群れとして行動しているとは思えないですね。
噴火湾で越冬中のクロガモのオスも混じっていました。ウミアイサも確認出来ました。
マガモの群れです。一番良く見かけるカモです。河川や沼で越冬している事が多いですね。シノリガモやクロガモはマガンの群れに混じって越冬しているようです。



0 件のコメント:

© sasaki zen. Powered by Blogger.