大空を飛ぶハイタカ

渡り鳥のシーズンが終わって早いもので3ヶ月が過ぎようとしています。絵鞆半島を渡って行ったハイタカは今頃、関東平野などで越冬している事でしょう。大空を飛ぶハイタカは上空から小鳥の集団を見つけると急降下を繰り返します。昨年のハイタカの渡りは後半になって数が増え、多い時で同時に8羽のハイタカが飛んでいました。オオタカの成鳥もよく見かけましたが、後で写真をよくよく確認するとその大半はハイタカである事が分かりました。オオタカとハイタカの区別は思った以上に難しくオス、メスの違い年齢の違いなど様々な要素が加わり識別を難しくしています。昨シーズンの絵鞆半島でオオタカの成鳥を何度も目撃しましたが、同じ個体の可能性があります。室蘭の絵鞆半島は噴火湾に突き出た半島で、約10キロに渡り100m近い断崖が続く渡り鳥の中継地です。海風も強く吹き付けその風が断崖にあたると上昇気流になり、その風を利用して狩りをする猛禽達にとっては絶好の餌場になります。北海道では渡りのルート上でこの条件を満たす場所は他に無く、オオタカが1ヶ月程留まっても不思議ではありません。今年も後2ヶ月もしたらハヤブサの交尾が始まり、野鳥撮影がスタートします。
ハイタカが小鳥を見つけたようです。ハイタカは風の強い日を選んで狩りをします。風邪の弱い日はハイタカもあまり飛ばないようです。

急降下の体勢に入りました。

獲物めがけて真っ逆さまに落ちて行きます。強風に乗ったハイタカはあっという間に視界から消えて行きます。


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