コゲラも走る

キクイタダキ程の大きさしかないコゲラですが、忙しそうに木の上を走るように移動して行きます。下から上に登るだけかと思ったら、たまに下がる事もあります。コゲラもキツツキの仲間ですから木に穴をあける事もありますが、冬場は穴を開けているのを見た事がありません。テリトリーもからだの割には広いので見かけない日は、一日中出会う事がありませんね。アカゲラも自分の役目を果たしています。クマゲラは大きな穴を1時間かけて開けて行きました。それぞれの与えられた役目を果たして森の健康が保たれています。特にクマゲラの役目は絶大です。大きくなり過ぎた大木が台風などの強い風を受けて倒れやすくなるきっかけを作ります。現に昨年の台風で倒れた木を見てみると、以前クマゲラに縦穴を開けられた大木がほとんどでした。こうして森の再生が古代から行なわれて来ました。ゲラ類の存在は豊かな森の象徴ですね。
エゾリスが隠したクルミを見つけては、クマゲラが開けた縦穴にクルミを差し込んで食べているアカゲラです。アカゲラは割合おおざっぱに木の皮の下の虫を捕まえています。

クマゲラが木に穴をあけ始めました。約1時間開けていましたから、少し大きめの穴になったと思います。クマゲラは生きている木でも平気で穴を掘ります。健康そうに見える木でも実は中は空洞になっている事もありその中の木食虫やアリなどをクマゲラは食べています。

コゲラはヤマゲラやアカゲラが見逃してしまう小さな虫を丹念に捕まえます。コゲラの体全体の大きさはクマゲラの頭程しかありません。

0 件のコメント:

© sasaki zen. Powered by Blogger.