凛とした姿のキクイタダキ

年が明けて胆振地方も一年で一番寒い時期になりましたが、今年は暖冬傾向の様で冷え込みも弱く、寒さに弱い私にとっては有り難い冬になっています。森のキクイタダキは気温の上がる10時頃からイチイの樹に現れ盛んに葉の裏に隠れているクモなどの昆虫をホバリングしながら捕まえています。朝方は冷え込んでいるので虫の動きも鈍く虫の動きが活発になるとキクイタダキも動き始めます。キクイタダキの数はその日によって大きく変動します。全くいない日もあれば、沢山集る日も有ります。動きが早くカメラに対してお尻を向ける事が多いので、100枚撮っても使える写真は4〜5枚です。キクイタダキを撮影するにはある程度の忍耐が必要ですね。
ヨーロッパではキクイタダキは鳥の王様と呼ばれています。からだは小さくても凛とした姿がその名の語源のようです。でも私にはどこか寂しげな表情に見えるキクイタダキです。

キクイタダキはホバリングの名人です。目にも止まらぬ早さで小さな翼を動かし空中に停止します。

狙いを定めて小さな昆虫を捕まえます。からだに似合わず移動する時の飛翔速度は非常に速く、直線的に飛ぶのも特長です。

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