コゲラの巣作り

この森で大規模な剪定作業が始まり,この森のアカゲラがいなくなってしまいましたが,コゲラが懸命に巣を作っているのを見かけました。森からゲラ類がいなくなると,害虫が繁殖し始めたとき大量繁殖を防ぐ役目をするのが,キツツキの仲間です。アカゲラがいなくなってこの森の健康を誰が守るのか心配していましたが,コゲラが住みついている事で少し安心しました。ただキツツキも種類のよって役割が違うので、やはりアカゲラには戻って来てほしいと思います。森は自らの力でそこに住む動物達と数万年に渡り共生して来ました。本来人間の都合で森の樹を伐採していいはずがありません。日陰になって枯れていく枝にもちゃんとした役割があります。キノコが生えてエゾリスの食糧になり,虫がつくとアカゲラのエサとなり,最後は土に帰って行きます。私たち人間も大地から必要な食糧を得て生きています。そして私たちも最後は私たちの命を育んでくれたこの大地に帰って行くのです。小さなコゲラが私にこんな事を教えてくれました。
コゲラが枯れた木の幹の奥深くまで穴をあけています。巣作りをしているのでしょうか。

コゲラが口の回り一杯に木屑を付けています。懸命に生きようとするコゲラを見て感動しました。

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