小リスが巣から出て来ました。

この森には2家族のエゾリスが住んでいて、小リスが巣立ちして森の中で活動し始めました。小リスにとっては外の世界はどのように見えているのでしょうか。あどけない顔に少し不安があるのでしょうか。栗の木の枯れ枝に座ったきり、暫く動きを止めて辺りの様子をうかがっています。小リスは生まれた年は換毛しないので、夏毛に変わった親リスとはすぐに見分ける事が出来ます。小リスを近くで見ると親リスとは明らかに大きさが違います。枯れた枝もエゾリスにとっては大事な休息場所です。この公園では枯れ枝が落ちて怪我の恐れがあると言う事で大規模な伐採作業が行われました。小リスが座っている写真の枯れ枝も今はありません。ここに住むアカゲラもその大規模な伐採作業に驚いてどこかに引っ越してしまいました。ゲラ類がいなくなるのは森にとって致命的です。木を害虫から守るドクターがいなくなっては、森の樹の健康は保てません。アカゲラには早く戻って来てもらいたいものです。
今年生まれた小リスです外の世界に戸惑いながらも好奇心旺盛に活動しています。写真に写っている枯れ枝は伐採の対象になり今はもうありません。枯れ枝一つとっても森の中では意味があり,無駄なものなど無いのです。

小リスは生まれた年は換毛しないので比較的見分けがつきやすいです。からだの大きさは親リスに比べると2回りほど小さく見えます。小リスが歯がしっかり発達していないので,クルミなどはまだ食べる事は出来ません。


0 件のコメント:

© sasaki zen. Powered by Blogger.