青い目の，アオバト

この日2回目の海水を飲みに森からアオバトがやって来ました。アオバトの目の瞳のまわりが青色をしています。アオバトの名前の由来でしょうか。でもアオバトを漢字で書くと緑鳩と書きます。アオバトは繁殖期にのみ、海水を飲んでいるようです。冬の越冬地は関西から九州にかけてですが，海水は飲んでいないようです。海水を飲むハトは世界中でこのアオバトだけですが，どうして飲むのか，はっきりとした理由はわかっていません。子育てをする時に塩分やミネラルが不足するのか、夏の間の食糧と関係しているのか，どれも仮説になります。ハヤブサの襲撃を受け、波に飲まれて大けがをしてまで、海水を飲みにくるには，それなりにアオバトにとって重要な事なのでしょう。謎の多い鳥アオバトです。

海水を飲みに来たオスのアオバトの群れです。このままとことこ歩いて岩礁の下の方まで降りて海水を飲みます。また岩礁の窪みに溜まった海水を飲む事もあります。

突然波が襲って来ました。でもアオバトは波を被っても平気です。波に飛ばされまいと、小さな足でしっかり踏ん張っています。