冬のコチョウゲンボウ

稲刈りの終わった田んぼの耕作地にコチョウゲンボウメスが居座っています。この日は獲物を求めて電柱の上から下にいるスズメなどを狙って何度か狩りをしていました。飛び立ってから姿が見えなくなり、しばらくすると元居た所に戻っています。いつもなら一度見失うとその日はどこに行ったのかいくら探しても見つかることはありません。おそらく枯れた葦の茂みの中に隠れているのでしょう。コチョウゲンボウの狩りは何度か目撃しましたが、小型の猛禽だけあって非常に素早い飛翔力を持っていて、小回りも利くので小鳥の捕獲にはそのすぐれた能力を発揮するでしょう。ハヤブサ属に分類され、狩りをする前に飛び立つ瞬間、首を上下に動かす所などは、ハヤブサそっくりです。

この耕作地帯は木がほとんどはえていないので、こうして人工物の高い所から獲物を狙います。

耕作地帯の中程にある民家のテレビアンテナに留って狩りをするコチョウゲンボウです。

こちらの写真は鉄道の脇にある電柱の天辺に留っています。列車が来ても逃げる事はありません。

飛び出す前はハヤブサ同様、首を上下に動かします。

コチョウゲンボウは小型の猛禽ですが、長い距離を渡るので翼を広げるとかなり長いですね。

たまに木の枝に留ることもあります。しかし狩りをする場所には木が無いので人工物に頼るしかありません。

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