美しい海とハヤブサ

絵鞆半島ではハヤブサの各番のヒナが孵り早いものでは6月20日頃に巣立ちします。同じ半島のハヤブサでも冷たい風を運んで来る北東気流を受ける断崖では受けないところと比べて10日位ヒナの巣立ちが違って来ます。20年前は6月5日頃ヒナは巣立ちをしていました。この20年の間に2週間近くヒナの巣立ちが遅れた事になります。正しくは遅れたのではなく、ずれたと言った方が正しいと思います。私が子供の頃は9月に入ると秋風が吹き気温もかなり下がって夜はストーブをつけていました。現在は9月でも暑い日が続いたり、10月になっても寒さを感じない日があります。気象のずれが何を意味しているのでしょうか。噴火湾の青い海を背景にハヤブサがゆったり旋回してヒナのいる巣に飛び込んで行きました。