仕草の可愛いエゾモモンガです。
エゾモモンガは1年を通して基本的には夜行性ですが、繁殖期の1月から3月までは不定期に昼間も活動します。その理由は繁殖のための交尾の相手を探す事が主な目的だと思います。1匹のメスに3〜4匹のオスが交尾を求める事もあります。エゾモモンガには天敵も多く特に夜行性ですから同じく夜行性のエゾフクロウに見つかるとひとたまりもありません。その為エゾモモンガは3月から第一回目の子育てをして、6月頃から2回目の繁殖をします。そのお陰でエゾモモンガの個体数は今のところ減少していません。北海道の森のあちらこちらに住んでいるエゾモモンガですが、昼間森を歩いても見かけないのは、日没後に巣穴から出て来てハンノキの芽を食べたりしています。また音も無く森の中を滑空して移動するので見つけにくいと思います。今回は運良く昼間に行動しているエゾモモンガに出会えてその愛らしい姿を見る事が出来ました。
以前クマゲラが使っていた縦穴にエゾモモンガが入り込みました。 |
縦穴から繋がっている小さな穴からも顔を出しています。 |
縦穴から出ようとしているようです。 |
その後毛繕いを始めました。 |
入念に仕上げています。 |
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