地球岬灯台のハヤブサ

2月に入って室蘭地方は荒れた天気が続いています。この週末も前線の通過とそれに伴う寒気の入り込みで岬や海上では強い北風が吹き、海岸線の断崖で暮らすハヤブサも崖に激突するリスクを避けて、断崖の東側の風の当たらない場所を狩り場にします。海岸線の道路を走っているとカモメが道路で死んでいるのを見かけますが、車にはねられたのでは無く海岸と道路の間に立っている街路灯の支柱に激突して命を落とします。街路灯の立っている位置がちょうどカモメの飛行経路に当たるので、急な風にあおられたりして事故を起こしてしまいます。ハヤブサの死因は老衰がトップですが、断崖に激突して死ぬ個体もいるそうです。元気で若いハヤブサのオスが年を越して見に行くと個体が入れ替わっていました。自然死にしては早すぎるので、何らかの事故に遭い命を落としたと考えられます。他の猛禽には無い卓越した飛行能力を持つハヤブサは、魅力一杯の猛禽です。

オスのハヤブサがいつもの定位置に向って速度を落としています。
着地の体勢に入りました。


着地の時はある程度スピードが出ているので足に強い衝撃が加わりますが、ハヤブサの足は猫の肉球のようなショックを和らげる構造になっているのでしょう。
最強の翼を持つハヤブサはいつみても魅了されますね。




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