キレンジャクとヒヨドリ

今年のようにキレンジャクの大群が渡って来ると地元で暮らしているヒヨドリはただ唖然と見ているだけのようです。ヒヨドリにとってはこれからがエサの無くなる厳しい時期になりますが、キレンジャクの大群によって貴重な食料が僅か5日で食べ尽くされてしまいました。キレンジャクはこれからエサを求めて南下して行きますが、ヒヨドリは通年ここで暮らしているので、ちょっとヒヨドリがかわいそうになりました。ここで暮らすヒヨドリの最も辛い季節は3月でエサとなるものはほとんど無くなり、仕舞には枯れ草の穂まで食べて飢えをしのぎます。

大群が去った後2羽のヒレンジャクが残りました。

黄色い羽根と赤色の羽根がきれいですね。赤色の羽根は小さな突起状になって翼に付いています。ノコギリの刃のような形をしています。このような翼を持った野鳥はあまり見かけませんね。この形状の翼は風切り音を消す働きをします。

ヒレンジャクの大群をただ呆然と見ているヒヨドリです。

ヒレンジャクの食欲に負けまいとヒヨドリも食べていますが、ヒヨドリは突ついて食べるのに対して、キレンジャクは丸ごと飲み込んで行きます。数は少ないですがツグミも来ていました。

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