ハヤブサが飛ぶ

渡りの時期を迎えた増市浜ではここで営巣しているハヤブサにとっては我慢の季節でもあります。本来ハヤブサのテリトリーに猛禽類が侵入すると、ハヤブサは緊急スクランブルをして侵入して来た猛禽を追い出します。しかし増市浜のハヤブサは猛禽を追い出そうとはしません。理由は侵入して来る猛禽の数が圧倒的に多くて切りがないからです。ただし同類のハヤブサの侵入だけは見逃しません。この日は威嚇音を出しながら山の頂上付近まで飛んで来ました。侵入したハヤブサはすぐにどこかに行ってしまいましたが、増市のハヤブサは山頂を2回旋回して侵入者がいない事を確かめて岬の先端に戻っていきました。

緊急スクランブルして来たハヤブサのオスです。

こちらにどんどん近づいて来ます。侵入して来たハヤブサを探しています。

私から15mの距離に接近して来ました。

目の高さで飛んでいるハヤブサです。翼の付け根がかなり強靭に出来ている事が分かります。落下速度で時速300キロに耐える翼をハヤブサは持っています。

ハヤブサが風をつかまえて速度を上げると明らかに他の猛禽とはスピードが違います。

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