ヤマゲラのオスとメス

静かな森に突然、激しいドラミングが聞こえて来ました。ヤマゲラのオスのドラミングです。1秒間に15回くらいの早さで木を突つきますから、私の使っているカメラの連写速度よりも早いです。このドラミングは30分に一回程度でしたが、自分の存在をメスのヤマゲラに教える合図のようです。オスのヤマゲラは昨年の4月に金属で出来た電柱の天辺をドラミングしていました。金属なのでものすごい音が森中に響き渡り、長い時間そのドラミングを続けていました。明らかに自分の居場所をメスに知らせている行為です。春が近づくとヤマゲラのオスとメスは共に行動する事が多くなります。繁殖の季節ももう間近ですね。

ヤマゲラのメスが枯れた山桜の枝に留り、動きを止めました。

近くのイチイの樹にオスのヤマゲラが留っています。オスは軽くイチイの樹を突ついていました。

オスとメスは10m程離れていますが、メスはオスの存在を確認したようです。身を乗り出してオスの方を見ています。

オスは用心深く当たりを警戒しています。カメラのシャッター音にも敏感に反応しています。その後オスは飛び立ちそのあとを追ってメスも飛び立ちました。