イガグリとの格闘

寒暖の差の激しい2月ですが相変わらずエゾリスは元気に動き回っています。地面に落ちたイガグリはエゾリス以外食べないのでこの時期になってもまだ地面に落ちています。カケスもイガグリを食べますが、枝に付いたイガグリだけを食べるので、エゾリスにとってはエサの競合がいない訳です。クマゲラが活動し始めると他のゲラ類の活動も活発になり森も賑やかになります。

エゾリスが夢中でトゲの付いたイガグリから栗の実を取り出そうとしています。

かじり取ったイガを勢いよく吐き出しました。

栗の実をうまく取り出し満足そうです。エゾリスはその場で栗の実を食べてしまいました。栗の実はイガから取り出すと乾燥してしまうので貯蔵にはあまり適さないようです。それでも栗に実の一部は地面に埋めています。

オニグルミの実は貯蔵に適しているので、雪の下に隠します。エゾリスは春になると新緑の若芽も食べますが、隠していたクルミを食べる事で栄養のバランスをとっています。