好物の栗の実

昨年は3年に一回の栗の豊作に当たり冬になってもエゾリスは食糧に困っていないようです。栗の実を観察すると、イガが枝に付いたまま開いて栗のみが地面に落下するものと、イガのまま地面に落下するものとがある事が分かりました。栗の実がそのまま落下すると水分を吸い込んだりして早い時期に中の実が傷んでしまいますが、イガのままだと水濡れや乾燥、虫食いなどからイガが実を長い時間守ってくれます。エゾリスがイガを割って取り出した栗の実は瑞々しく新鮮に見えます。栗の木はエゾリスの為にそうしている訳ではないと思いますが、そう言った自然の仕組みをエゾリスは巧みに利用している訳です。
エゾリスがイガグリの中にある栗の実を見つけました。イガグリと格闘している時は真剣そのものです。

お目当ての栗の実を取り出しました。見た目でも栗の実は瑞々しく美味しそうです。

イガグリが枝から落下して1ヶ月半が経過しています。クルミは堅い殻で実をを守っていますが栗に実もイガで守られているんですね。エゾリスはこの後木の枝の上で栗の実を食べていました。

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