ウソも飛来しています。

日本各地で見られるウソは夏は暑さを避ける為に山地で繁殖して、冬になると平地に降りて来る漂鳥です。雑食ですが冬から春にかけてはナナカマドの実や、桜の花芽を好んで食べ、全国の桜守りから警戒されている鳥です。山形県長井市にある国の天然記念物に指定されている、伊佐沢の久保桜は毎年3月頃からウソの食害からサクラの蕾を守る為に、桜の木全体を覆うようにネットをかぶせます。人間や動く物にも警戒心は薄く容易に撮影出来る愛らしい鳥ですね。ウソの群れは8羽から10羽位でその中に亜種のアカウソが混じっている事もあります。昨年はほとんど見かけなかったので、その年によって個体数のばらつきがあるようです。
ナナカマドの実を食べるオスのウソです大きく見えますが、スズメよりも一回り大きい位でレンジャクの大きさとほぼ同じ位です。

横から見ても丸まるとしています。寒さに耐える為でしょうか。

全国の桜の名所で蕾を食べてしまうと言う事で、駆除などが行なわれて来ましたが、その数も減少傾向にあるので、ウソの保護は必要と思います。桜はまた咲きますが、自然界の野鳥は一度減少するともとに戻らない可能性があります。生態系の多様性からも人の手での駆除はあまりいい結果を残さないと思うのですが。

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