オオタカの思い出

12月の絵鞆半島は渡りの鳥達が去ってから静寂が森を支配しているようです。森の近くの民家には留鳥のヒヨドリやシジュウガラ、ヤマガラなどの小鳥がエサ台に餌を求めてやって来ます。絵鞆半島の山に面した住宅では小鳥のエサ台を置いている家が多いんですよ。本来なら自然のままにしておくのが良いのでしょうが、小鳥達の方が人間の行動をよくわかっているようです。小鳥が庭先に来ると冬の殺風景な庭も華やかになりますね。今年の絵鞆半島の渡りの特長は9月にハチクマに引きずられるように猛禽が殺到しました。10月に入るとハイタカとオオタカが居座りハイタカは多い時で一度に6羽も飛んでいました。自然界の出来事ですから昨年の傾向はほとんどあてになりませんね。来年の秋の渡りのシーズンはどんなドラマが待っているのでしょうか。今から楽しみです。
通称、ぼんず山の上空を高度を下げてこちらに飛んでくるオオタカの成鳥です。餌が豊富にあるのでオオタカはまるまる太っています。

こちらに向っていたオオタカは急に進路を変えました。その早さについて行けずに最接近のオオタカの写真を撮り逃してしまいました。レンズは840ミリ、距離は15mくらいで見ていて迫力がありました。

こちらはオオタカの若鳥です。猛禽の若鳥の中では好奇心が旺盛で、いたずら好きです。今年も多くのオオタカの幼鳥が渡って行きましたが、やはりいたずら好きの幼鳥が一羽いました。山の頂上に人がいなければ止まり木に何度もとまったと思います。今年は一羽も枝に留った幼鳥はいませんでした。

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