旅立つ準備

今年の北海道は立て続けの台風の上陸で大荒れの天気が続いています。僅かな地球規模に気候の変動が北海道に異例の数の台風をもたらしています。絵鞆半島ではハヤブサの若鳥の旅達の時期を迎えました。あと10日ほどでハチクマを先頭にオオタカの幼鳥，ツミの幼鳥，ハイタカなどの第一陣が対岸の駒ヶ岳を目指して噴火湾を渡っていきます。毎年9月10日前後ですが、今年は少し早くなる予想です。朝早く半島に行ってみなければわからないので今年は早めに登山道の草刈りなどをして準備します。渡りの時期にハヤブサの若鳥をほとんど目撃した事がありません。ハヤブサの若鳥は他の猛禽とは違うルートで南下するか、道内に留まっているものと推測されます。

立派に成長したハヤブサの若鳥です。これから3〜4年は流浪の旅を続けます。

風をつかまえながら羽ばたきの訓練をしています。

幼鳥のころは岩などの色に対し保護色になっています。

ハヤブサは親鳥になると外敵はいなくなりますが，幼鳥のころはカラスに追われる事があります。