オオタカの襲来

町の中にあるこの森では、平和な生態系が保たれていて,エゾリスを始め,アカゲラ、コゲラ、シジュウガラ、ヤマバト、カラスなどが共生しています。10日前にオオタカが入り込んでから,カラスがいなくなりました。普段カラスは嫌われ者ですが,森を防御する上では必要な存在です。オオタカは最初にカラスを襲いました。カラスは一度攻撃を受けると集団で防御に回り,相手がオオタカであろうとおかまいなしに威嚇を始めます。こうして森に生きる生命は微妙なバランスをとりながら生きています。エゾリスもカラスにいじめられる事もありますが、助けられる事もあります。元々エゾリスは単独で動く事が多いにで、オオタカに不意をつかれると命を落とす事もあります。
枯れ枝の上で遊んでいるエゾリスですが、その上をオオタカが音もなく飛んでいきました。

近くの木の枝にとまりエゾリスの様子を見ています。

オオタカの若鳥とは言え警戒心は強く樹の葉の間からレンズを出して撮影しています。しばらくしてカラスが威嚇を始め、オオタカは隣の公園の方向に飛び去りました。オオタカとエゾリスとの距離は15m、オオタカの狩りの仕方を一部始終見ましたが、エゾリスに近寄る時翼の音を消していた事に気付きました。とりあえずエゾリスが無事でよかったです。

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