ハヤブサとアオバトの攻防

この夏も岬にアオバトが集まってくると、どこから来るのかハヤブサが現れます。このハヤブサはテリトリーを持っていないメスのハヤブサのようで,岬にいない時は近くの市街地に現れてドバトを捕まえている姿を野鳥の会のメンバーが目撃しています。このはやぶさの狩りは成功率8割くらいで,狩りの上手なハヤブサと言っていいでしょう。アオバトはまだ数が少なく、1羽で海岸に出るとはやぶさの餌食になります。アオバトの犠牲は7月が最も多くアオバトが大集団になるとはやぶさも思うように狩りが出来なくなります。ハヤブサの狩りは一撃でアオバトを仕留めなければ成功しないので、集団のアオバトは的が絞り切れずに狩りは失敗します。毎日のように繰り広げられるアオバトとはさぶさの攻防は9月まで続きます。
アオバトめがけてはやぶさが飛び立ちます。この時は狩りに失敗しました。

アオバトは岩礁に止まっている時も後ろからハヤブサに襲われる事があります。1羽でいる時が最も危険です。

アオバトは朝と夕方の2回海水を飲みに海岸に出ます。ハヤブサはその時間帯に岬に現れ狩りのチャンスをうかがいます。夕方の狩りではメスのアオバトが捕らえられました。一見残酷に見えますがこうして太古の昔から命のやり取りが営まれて来ました。生態系の頂点に立つハヤブサもいずれ死が訪れます。

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