アオバトの群れ

今年の室蘭地方はオホーツク海高気圧の勢力が強く,冷たい北東気流が吹き付けるため夏だと言うのに気温が上がらず,天候不順が続いています。岬のアオバトの集団にもこの天候が影響しているようで、ここのところ数週間群れをつくって海水を飲みに岩礁に降りて来ません。ハヤブサは毎年現れるので,ハヤブサを過剰に警戒している訳ではないと思うんですが、気温が低いのでアオバトも喉が渇かずに海水を飲みにこないのか、この二つの原因が重なっているのか、謎の多い鳥アオバトの謎が又一つ増えたような気がします。こうしてアオバトを観察していると、どうしても海水を飲まなければいけない訳ではないようです。またアオバトは6月に2つの卵を産み繁殖しているはずですが7月の末になってもヒナらしきアオバトをほとんど見た事がありません。その点については8月も引き続き観察していきます。
アオバトが夕方の4時半ころ群れで岩礁に留りました。2年前の写真でこの年はたまにハヤブサが出ましたが、8月に入るとハヤブサはこの岬から姿を消しました。

ハヤブサがいないのでアオバトものんびりしています。オアバトはこの岩の上だけではなく横にも裏にもいて60羽ほどの集団です。

不意に岩礁に波が当たるとアオバトは飛び立ちます。飛び立つ瞬間のアオバトの群れはおとぎの国の情景のようです。

0 件のコメント:

© sasaki zen. Powered by Blogger.