カワセミの幼鳥が成長しています。

巣立ちをしてから3週間くらいでカワセミの幼鳥はその行動範囲も広くなり,湖のほぼ半分くらいをテリトリーにしているようです。前回撮影した地点から湖の奥に1キロほど進んだところに撮影場所があり、その場所にも1時間に1回程度やって来て小魚を捕まえています。カワセミの狩りをする場所はわき水が湖に流れ込んでいる場所か、水生植物の茂っている場所です。わき水が流れ込む場所は水中に酸素が豊富にある為,小魚が集まりやすく、水生植物の茂っている場所は小魚の餌となるプランクトンが発生しやすいからです。カワセミの撮影はまずその現場の自然状況を良くは把握する事が大事です。この日はカワセミの巣の近くの湖畔から森に向かって親鳥が何度もエサをくわえて飛んでいました。2番子を育てているのかもしれません。2番子のヒナが巣立つのは8月に入ってからだと思います。これから何度か足を運んで観察していきます。
次の撮影場所に移動して迷彩ネットを張り終えたとたんに,運良くカワセミの幼鳥が枝に留りました。しきりに辺りの様子を見ています。

頭を上下運動すると水面に飛び込みます。背景は湖の対岸の森の緑です。

カワセミの飛び立つ瞬間です。オートでピントを追従するのは不可能なのでマニュアルモードにしてシャッターを切りますが,カワセミは斜め前方に飛び出したようです。わずかな距離の違いでも超望遠になるとピントは外れてしまいます。


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