ハヤブサとアオバトの攻防

7月に入ると岬のアオバトも数が多くなって来ました。アオバトを狙ってハヤブサはあの手この手でアオバトを襲います。でもアオバトもそんなハヤブサの動きを予測出来るようになり、ハヤブサが近くにいると磯には出てこなくなります。こうしてハヤブサとアオバトは我慢比べをして、我慢出来なくなった方が負けになります。アオバトにとって海上に出る事は決死の覚悟が必要で、まさに命がけで海水を飲む事になります。なぜここまでしてアオバトが海水を飲むのかははっきりとした理由はわかっていません。

ハヤブサはその日のアオバトの動きを見ながら待機する場所を変えていきます。

アオバトが飛び出しましたが，海上には出ずに引き返して来ました。ハヤブサを警戒しています。

しびれを切らしたハヤブサは猛スピードでオアバトを追いますが，アオバトはすぐに森の中に逃げ込みます。こうして一度でもハヤブサが姿を見せてしまうとアオバトは当分の間森から出てこなくなり、この日のハヤブサの狩りは失敗に終わります。