6月の中旬頃からハヤブサの撮影をしていると,2羽から5羽くらいの集団で
アオバトがハヤブサを警戒しながら絵鞆半島の方に飛んでいくのを何度も目撃しました。アオバトは本州から繁殖の為夏の間だけ北海道で暮らします。前にも書きましたがアオバトは北の方から飛んで来ます。本来であれば本州方面から飛んでくると南の方から飛来するはずなんですが、どうもアオバトの生態はよくわからない事ばかりです。また食糧となる柏の実は夏の終わりにならないと実りませんから,その間アオバトは一体何を食べているのかよくわかっていません。巣らしきものを見つける事も出来ません。不思議な鳥アオバトです。現在この岬のアオバトは30羽ほどで,1つにまとまったり2つの集団に別れたりしながら海岸に海水を飲みに来ます。まだ数が少ないのでちょっと寂しい写真になりましたが今シーズン最初のアオバトです。
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今日の午前9時20分頃この場所でアオバトが1羽ハヤブサの餌食になりました。たまたま私は車で通りかかって車の中から目撃したので写真は撮れませんでした。ハヤブサは3年ほど前から時々現れる若いオスのハヤブサでまだ自分のテリトリーを持っていないハヤブサです。このハヤブサは警戒心が非常に強く,人間が海岸の近くにいるだけで狩りをしないほどです。 |
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午後3時頃撮影した写真です。ハヤブサに警戒しながら岬の山の上を何回か旋回して少しずつ海岸に近づき、ハヤブサがいない事を確かめてから海水を飲みます。アオバトが単独で海水を飲むのは大変危険な事なんです。後ろからハヤブサに襲われたらひとたまりもありません。午前中犠牲になったアオバトも単独で潮の引いた岩礁の上にいて襲われました。 |
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