オスのハヤブサがテリトリーをパトロールしています。

ハヤブサのテリトリーは巣を中心に片側約2キロメートルあります。普段ハヤブサを見かけないのも4キロの範囲に2羽のハヤブサしか居ないからです。またハヤブサの巣は人間が近寄る事の出来ない断崖の途中にある事が多く100メートル近い断崖に遮られて思うように観察出来ないのが現状です。ハヤブサのオスとメスは互いに留る場所がだいたい決まっています。写真はオスのハヤブサですが、この場所で捕まえて来た獲物を食べたりもしています。オスの方は、どうも交尾の準備ができているようです。この日もオスがメスを探していました。この場所にメスが留り排卵の準備ができるとオスとの交尾が成立します。このテリトリーではあと数カ所交尾をする場所がありますが、メスがどこに留るかは予測してその場所で待つしかないので交尾の写真を撮るチャンスは1、2回です。今年はこの場所に迷彩ネットを昨年の秋に設置しておきました。予測が当たるといいんですが。もうすぐ結果が分かります。

2分ほど留って飛び立ちました。向かい風なのでそれほど羽ばたかなくても風をつかまえる事が出来ます。

この場所は海上からは100メートルの高さになります。翼を持つのも意外は近寄る事は出来ません。