謎に満ちた美しい鳥、アオバト

室蘭港の入り口に位置する崎守町の海岸近くの柏の森に、6月頃から9月の末までの夏の間100羽ほどのアオバトが集団で暮らしています。色彩も鮮やかですが，その生態は現在も解明されていない事が多く、特に巣を見つける事が困難で，繁殖に伴うオスとメスの役割分担など，不明な点が多く、さらに驚いた事に海水を飲みに命がけで海岸の岩礁に集団で飛来します。波を被って大けがをしたり，命を落とすアオバトもいます。また天敵のハヤブサに襲われる事もしばしば有りますが，集団で行動する事で被害を最小限に押さえているようです。アオバトの美しさに魅了されながら，今年もアオバトの季節がやって来ます。

アオバトは集団で朝と夕方海水を飲みに来ます。

岩礁に波が当たるとアオバトは驚いて飛び立ちました。この群れは全部オスのアオバトです。羽の付け根の部分が赤くなっているのがオスになります。