独りぼっちのヒヨドリ
北海道では10月に入ると道内各地で繁殖を終えたヒヨドリは,一斉に津軽海峡を本州方面に渡って行きます。室蘭の絵鞆半島では噴火湾を渡るために数万羽のヒヨドリがこの時期に集まってきますが,ヒヨドリの中には本州に渡らずに道南で越冬する個体もいます。写真のヒヨドリは室蘭で繁殖しそのまま越冬します。食べるものがほとんど無くなる3月がヒヨドリにとってもっとも過酷な時期になり、口に入るのもであれば何でも食べているようです。それほど珍しい野鳥ではありませんが、地道に生きている姿にどこか引かれる思いがします。我が家の家庭菜園のある森にもヒヨドリが年中暮らして,春になると卵を産み6月にヒナが孵り新しい命が誕生します。ヒヨドリの鳴き声を聞きながら、のどかに流れる時間は私にとってかけがえの無いものです。
厳寒の1月小雪が舞う中、群れから離れたヒヨドリ一羽,静かな時間が流れます。 |
余り目立たない鳥ですが,よく見ると小さな目が可愛らしいですね。 |
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