ハヤブサ,もうすぐ恋の季節です。

雪がちらつく中テリトリーの見張りをするオスのハヤブサです。狩りをしない時などは2時間ほどこうして同じ所に留っている事もあります。
毎年3月の中旬ころから,約1週間の間ハヤブサの交尾があります。昨年は3月17日から23日まで交尾がありました。ハヤブサの交尾が近づくとメスはオスに近づき盛んにエサをねだります。冬の間オスとメスは一定の距離をおいて冬を越します。オスがメスにエサを運ぶほどオスにもエサのゆとりは無くなります。共倒れを防ぐために春になるまで各自で生き延びなければなりません。また春はハヤブサの個体の入れ替わる時期でもあります。冬の間どちらかが欠けても春には新しいパートナーが現れる訳です。新しいメスが現れるとオスは何食わぬ顔で受け入れようとしますが、今まで居たメスに見つかると争いが起こり、強い方のメスが残ります。昨年がその入れ替わりでした。この新しいメスは人間を寄せ付けない個体で、50メートル離れた所から撮影しても僅かな人間の気配を感じるとどこかへ飛び去って行きます。それとは対照的にここのオスのハヤブサは人間にはほとんど関心が無いので、オスの飛ぶ姿を撮影するには最高の条件が揃っています。写真は3月11日のハヤブサの様子ですが,気温も低く雪がちらつきオスはまだメスにエサを渡していないようなので、交尾は早くて16日以降になりそうです。
向かって左側がオスのハヤブサで右側がメスのハヤブサです。メスはオスに比べて一回り大きなからだをしています。


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