ヒレンジャクがこんな所に

地球岬展望台のすぐ横の崖からオスのハヤブサが勢いよく飛び出して行きました。飛び出す前にしきりと下の方を見ていましたから、海岸近くに獲物が飛んでいたのでしょう。ハヤブサはあっという間に断崖の下の方に消えて行きました。30秒ほどしてからハヤブサは食事場に戻って来ましたが、何かを捕まえているようです。食べ始めたので狩りに成功したんですね。家に帰りパソコンで画面を拡大してみると、何と獲物はヒレンジャクでした。尾びれがこちらを向いていたのでその特長ある濃いピンク色の尾羽の模様と柄の無いずんぐりしたお腹は間違いなくヒレンジャクです。1月中旬に室蘭を通過してエサを求めて本州に渡ったヒレンジャクは気温の上昇と共に北上して来たものと考えられます。この場所は渡り鳥の中継地ですから噴火湾を渡って来た事も考えられます。ヒレンジャクは南下する時は市街地のナナカマドの実を食べながら移動して、北上は海岸線に沿って来る事も分かりました。今までヒレンジャクがシベリアに帰る姿を市街地で見た事が無くどういう経路で帰って行くのかよく分かりませんでしたが、すこし謎が解けたような気がします。

いつもの定位置に留ったオスのハヤブサは頻りに断崖の下の海岸線の方を見ています。

次の瞬間飛び出しました。

目線が下の方を見つめています。

ハヤブサは真っ逆さまに落ちて行きました。

断崖の途中のハイマツの餌場でヒレンジャクを捕まえて食べる所です。少し解体してからメスに分け与えるため飛び去りました。ヒレンジャクはシベリアに帰る為に北上して来たんですね。対岸の駒ヶ岳方面から噴火湾を渡って来たものと考えられます。


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