ちょっとした小競り合い

オジロワシは越冬中は兄弟同士ではなくてもお互いに協力し合って冬を越します。オオワシとも共生関係にあるようで、オオワシとオジロワシが激しいエサを廻る争いは見た事がありません。ただこの両者が同じ場所に混じり合っていると同じ種類同士が固まる傾向にあります。たまにオジロワシ同士が小競り合いをしますが、大きな争いにはなりません。人間社会に例えると足を踏んだ踏まない程度の事なんでしょうね。オジロワシやオオワシは渡りの時は単独で行動します。今まで海岸線で目撃したオジロワシは全て単独で渡っていました。越冬地では仲間同士仲良くするのが、厳しい自然環境を生き抜く知恵なのだと思います。私達人間も大いに見習わなければと思いました。

一羽のオジロワシが鮭の大物を川から引き上げて来ました。

オジロワシの群れの片隅で鮭を食べ始めました。すると他のオジロワシがざわつき始め、

ついに激突です。

目の前にある鮭を廻って食べる順位を決めているようです。この激突は一回限りでその後は何事も起きませんでした。