急に気温が上がりました。

今年の冬は12月に入りいつもの年よりも気温が低く、寒さに慣れていない為か体調を崩したりインフルエンザが流行したりと、人間社会もてんてこ舞いです。この数年の気象の傾向を見ていると極端な雨、極端な風など今まで経験した事の無いような天候が繰り返されています。北海道開拓当時に奇跡的に切り倒されずに残った樹齢300年以上の栗の木の大木が根こそぎ倒れたりして驚かされましたが、そう考えてみるとこの300年間このような暴風雨は北海道を襲わなかった事になります。明治の開拓の前の北海道は原始の森がどこまでも続き直径10m以上の大木がほとんど切り倒されてしまいました。私達が現在目にしている大木ははその当時切り倒されたあとに植えられたもので、樹齢150年位になり、その他の樹木は戦後植えられたものです。森に住むエゾリスもヤマゲラなどの使わなくなった巣穴を利用してそこで子育てをします。クマゲラやエゾフクロウは大木が無いと生きていけません。樹齢300年を越える大木はこの広い北海道でも僅かにしか残っていません。是非道の自然遺産として残していければと切に希望します。

豊かな森は私たちの住む北海道の宝物です。エゾリス達は森を作る役目をしています。

そこに住むエゾリスも私達の仲間です。

森や原生林を守る事は私達の暮らしを豊かにする最良の選択肢です。

森のエゾリス達がそんな事を教えてくれました。

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