絵鞆半島のハヤブサ

絵鞆半島では6番のハヤブサが営巣しています。その内の半島の付け根にあるハヤブサの様子を見て来ました。昨年はヒナは孵っていませんでしたが、今年は1羽の若鳥が親顔負けの飛翔をしていました。同じ半島でもヒナの成長は違って来ます。室蘭特有の濃い海霧が原因で登別側になるほど海霧が濃くなるので気温が低く、ハヤブサのヒナの生長も遅れる訳です。半島の一番先端に位置する大黒島のハヤブサが一番早く巣立ちを迎えます。今回の撮影場所は絵鞆半島の中でも最も高い断崖になります。撮影地点から海面までは約150mの高さになり、高いところに慣れている私でも立ち上がって撮影すると断崖の底に吸い込まれるような、あまり心地よい感覚ではありませんね。ヒナは一人前に飛べますが、まだエサとなる鳥を自力で捕まえる事は出来ないので、親鳥は2時間おきにヒナにエサを与えます。ヒナは親からエサをもらう為に巣のあった場所から遠くに離れる事はありません。
からだが大きいのでメスのハヤブサです。

太平洋の海面に太陽の光が反射して水玉模様の光りの輪が出来ます。

この角度になって足にエサを持っている事が分かりました。ヒナにエサを渡す為ヒナを探しています。背景は150m下の海岸に押し寄せる波です。海岸はイタンキ浜で、鳴き砂で有名です。この日砂浜を歩きながら鳴き砂のキュ、キュと言う音を楽しんできました。

ヒナが突然目の前に飛んで来ました。

ヒナは親の飛ぶ方向を見ているようです。

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