春のオオルリ

リラ冷えもようやく収まり今日は室蘭地方も久しぶりの快晴となりました。野鳥の撮影は曇の日の方が光線が柔らかく陰もでないので，私は多少雨が降っていても森に出掛ける事があります。晴れた日は太陽光が強いので小さな野鳥を見つけるのも難しくなります。今年のオオルリは数も少なくそのせいか警戒心が強く容易に近づく事ができません。近づきすぎると一目散に森の奥に逃げ込んでしまいます。この時期は遅咲きの桜が満開になります。桜とオオルリの写真を狙ってはいますが，オオルリはなぜか桜の咲いている枝には留ってくれません。オオルリは地面にいる虫を捕まえる為に森から芝のある開けた所に出て来ます。瞬時に虫を捕まえる為に飛び出しやすい枝を選んで留る訳ですから，桜の花の咲いている枝には偶然意外には留らない訳です。その偶然に出会うため明日も森を歩き続けます。

森の緑もいよいよ増して来ました。新緑の中に瑠璃色のオオルリはまるで森の宝石のようです。

全身迷彩を着ていても簡単に近づく事は出来ません。レンズを構える時もゆっくりとした動作で構えます。

少し大きめの虫を捕まえました。何度か枝に叩き付けてから飲込んでいました。

仲間を呼んでいるのでしょうか盛んにさえずるオオルリです。5月の末になるとオオルリはこの森を離れは道央方面に移動して繁殖します。