絵鞆半島の渡り鳥,里山に降りて来たシマエナガ

夏の間は山奥で繁殖するシマエナガですが,冬になると人里近くに降りて来て移動しながら越冬します。絵鞆半島でも今年は小鳥達の大群に混じってシマエナガの集団が何度か観察出来ました。シマエナガは本州には渡りませんから,多分小鳥達の大移動のあおりを受けてこの絵鞆半島の先端まで飛んで来たのでしょう。絵鞆岬はこの先は陸地が無いので海を渡るか引き返すか,どちらかを選択しなければなりませんが,シマエナガは海を渡らずに伊達方面の陸地を目指して飛んで行きました。10羽ほどの集団が2時間の間に4回飛びましたから昼間の間に100羽以上のシマエナガがこの岬の集まった事になります。冬の間のシマエナガの生態はよくわかっていません。冬の間比較的雪の少ない道南の森を渡り歩いているようです。北海道の雪の妖精は冬に見た方が可愛いようですね。
ヤマブドウの蔦に留ったシマエナガ,秋に見るシマエナガは冬の使者のように見えました。


シマエナガは絵鞆岬の先端まであと50mまで来ました。このあとどちらに移動するのか仲間の動きを見ています。シマエナガは10羽から15羽の小集団で移動します。その集団は家族なのか偶然一緒になったのかよくわかっていません。

この柏の木が絵鞆岬の最先端の留り木になります。ここでシマエナガは海を渡らずに陸地を目指して,室蘭港を横断します。春も秋もシマエナガが多かったので、今年の冬も多くのシマエナガと出会えそうです。

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