クルミの大好きなエゾリス

冬眠しないエゾリスは冬でも活発に活動するので本格的な冬の到来の前に脂肪を蓄える為にクルミをたくさん食べます。朝の森にエゾリスがクルミをかじる音があちこちから聞こえて来てエゾリスの居場所がすぐに分かります。芝の上でクルミを食べるのは万が一天敵に襲われると逃げ場が無いので,ほとんど木の上で食べています。エゾリスはエサを食べている以外は非常に動きが早く急激なストップ&ゴーの繰り返しで、動きのある写真を撮るのは,好条件が整わないと写真を撮る事は難しいですね。大木を垂直に駆け上がる時に出る音は高速で動く物体が出すような鋭い音がします。エゾリスがクルミを食べている間は森も静かな時間が流れます。
10日前の写真なので森の木の種類によってはまだ紅葉になっていませんでした。今年の森の木は紅葉にならずに葉が付いたまま枯れてしまう木が多く見られます。エゾリスもすっかり冬毛になりましたね。

地面に落ちたクルミを見つけました。このままクルミをくわえて木に登り食べ始めます。一つの森にエゾリスが何匹いるかはクルミの木の数で決まります。しかしクルミは毎年同じように実る訳ではありません。不作の年もあるのでエゾリスの個体数も減少します。

エゾリスが地面にクルミを隠す場所は木の根元が多いですね。あとで掘り出す時に目印になるものがあった方が探しやすいのでしょう。エゾリスが隠したクルミをさがしている時に、しきりに鼻を地面に付けていますが、クルミの匂いではなくクルミに付けた自分の匂いを嗅ぎ分ているようです。

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