絵鞆半島の渡り鳥,冬毛に変わったベニマシコ

11月に入るといよいよ寒さも本格的になり北海道内ではすでに平地でも雪の降っている地域があります。道南に位置する室蘭の絵鞆半島は回りを海に囲まれているので,冬も比較的温暖ですが,強い季節風が海上を吹き抜けそのままの勢いで風が当たるため,体感温度はニセコよりも低く風の町室蘭とよく言われます。あと10日でぼんず山からの撮影も終わりになりますが,ここに来て枝に留るハイタカが現れ、枝留りの撮影のチャンスがありそうです。ハイタカ以外でも同じですが,その個体の性格により好奇心の強い個体とそうでない個体に別れます。オオタカの幼鳥はその好奇心の強い個体が100羽のうち2羽ほどの確率で存在します。昨年はオオタカの幼鳥のいたずらには驚かされましたが,今年はおとなしい個体ばかりで期待が外れてしまいました。小鳥達も雪に追われるように足早に噴火湾を渡って行きます。その次に待っているのは津軽海峡です。。松前町の白神岬から津軽半島の竜飛岬までの約30キロの津軽海峡を渡ります。
冬毛に換毛したベニマシコのオスです。辺りを見渡しながら暫くこの枝に留っていました。ハイタカの数が多くオオタカもいるので小鳥達は身を隠しながら移動して行きます。

ヒヨドリの群れも森の木すれすれに飛んで行きます。この集団は絵鞆半島の先端にある絵鞆岬から海上に飛び出します。今年は増市浜からのヒヨドリの渡りは少なかったです。その分崎守岬から伊達方面の海岸からの渡りは多い年でした。

遠くて分かりづらいのですが、渡りガラス(ミヤマカラス)の集団です。くちばしが白っぽいのですぐに分かります。

小鳥を追ってハイタカが森の上空すれすれに飛びます。早朝、薄暗い時に一番活発に飛び、小鳥を飲込んでからは狩りをやめて、空高く上空を飛び回ります。

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