絵鞆半島の渡り鳥、ハイタカの急降下

絵鞆半島では山の紅葉も始まり、すっかり秋らしくなって来ました。小鳥の数も増え続それを追って来た猛禽の数も増えています。16日の観察ではハイタカが同時に6羽上空を飛んでいて同類の猛禽同士は、威嚇などの行為も無く仲良く狩りをしていました。近くの銀屛風と呼ばれる断崖にハヤブサが営巣しています。昨年はあまりハヤブサが狩りをしている所を見ませんでしたが、今年は頻繁に上空から急降下して海上に出た小鳥を捕まえています。ハイタカも急降下して小鳥を空中で捕まえたりします。ハヤブサとハイタカの狩りの仕方の違いはハイタカは林の中に高速で真上から垂直に突っ込んで行きますが,ハヤブサはそのような無茶はしません。からだの小さなハイタカだから出来る芸当ですね。ただしハヤブサの急降下は次元が違います。追い風と重力落下を利用して目にも止まらぬ早さで狩りをします。この日も小鳥達は猛禽の襲撃に震え上がりながら海を渡って行きました。
通称銀屛風に営巣しているメスのハヤブサです。オスのハヤブサよりもからだは一回り大きいです。

小鳥を見つけたのでしょうか。ハヤブサの急降下が始まりました。メスはオスに比べると速度は遅く,オスの速度はメスに比べると2倍ほどでしょうか。

ハイタカも飛んでいる小鳥を探しています。目線が下の方に釘付けになっています。

次の瞬間翼を閉じて急降下が始まりました。ハイタカの方がハヤブサに比べると落下の速度は緩やかです。ハイタカのからだが軽い事が影響していると思われます。

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